切断・加工について
2023-04-24 切断・加工について | 手摺やハンガーラックを製作する際に便利な鉄パイプのエグリ加工(ミーリング加工)について紹介します. |
こんにちは!
大阪市平野区にあるヒグチ鋼管です。
鉄パイプを突き合わせて溶接する際に困ったことはありませんか?
特に丸パイプだと交わる面が少なく、強度的にも問題が出てきますよね。
本記事では、パイプ同士を溶接する際に便利なエグリ加工(ミーリング加工)についてご紹介致します。
目次
1. エグリ加工とは
2. 加工可能なサイズ
3. ご注文時に必要な寸法
1. エグリ加工とは・・・
エグリ加工とはパイプの端を相手側のサイズに合わせてえぐり、溶接しやすくする加工です。丸パイプと丸パイプをT字にくっつけようとすると、どうしても隙間ができてしまいます。この隙間を埋めるための溶接に時間がかかったり、溶接位置がぐらついたりと余計な手間がかかったりします。
このような手間を省くために、片方の丸パイプの端を相手側のサイズに合わせて削ります。
すると溶接面がピッタリと合うようになります。
このように溶接の手間を省くため、強度を高めるためにエグリ加工は便利です。
加工の様子はYouTubeに動画を載せておりますので是非ご覧ください。
2. 加工可能サイズ
エグリ加工は、エンドミル(くっつける相手側)のサイズが下記サイズであればパイプのカットから加工可能です。
また、90°のエグリだけでなく45°~89°の斜めのエグリも可能です。
45°以下は外注で可能な場合がありますのでお問い合わせください。
3. ご注文、お問い合わせ時に必要な寸法
加工するには「内寸」又は「芯々」の寸法が必要です。
ご注文時にはどちらかの寸法の記載をお願いします。
また斜めの場合は「角度」と「内寸」が必要です。
今回ご紹介したものの他にコーナーエグリや3方エグリなど様々なエグリ加工が可能です。また、鉄だけでなくステンレスも可能です。
外注になる場合がございますので、一度簡単に図を書いていただきお気軽にお問い合わせくださいませ。